函館競馬場の在厩リストを眺めていると、インパクトのある馬名が飛び込んできた。その名は新種牡馬フィエールマンの息子ガンバルマン(牡2歳、美浦・萱野浩二厩舎)。気になる存在に浮上しただけに、陣営に話を聞いてみた。
運動中は少しチャカチャカする面は見られるが、デビューに向けて”頑張って”鍛錬に励んでいる。高木厩務員は「(永野)猛蔵が乗ってみて、どこに使うか決める予定です」と今後の乗り込み量や動きを見てデビューを決めていく。13日に函館・Wコースで行われたバスティオン(3歳未勝利)との併せ馬では、一杯に追われるも4馬身ほどの遅れ。これからの”頑張り”に期待したくなる走りではあった。
それでも美浦滞在時から順調に本数は重ねており、「乗り込んでいるので息づかいは問題ない」と仕上がり自体は悪くない。函館デビューを目指した経緯について同厩務員は「テンションが上がりやすいので、滞在効果を見込んで函館に来た」と説明。『そういった意味(気性面)でもガンバルマンですね』との記者の問いに「普段から頑張りすぎるところはあるね」と笑顔で答えてくれた。
レースで”頑張る”姿を函館のファンに披露するべく、日々の調教と向き合い、デビューの日を待つ。