藤田菜七子騎手=美浦・根本康広厩舎=は、東京で土日計7鞍(土曜5鞍、日曜2鞍)に騎乗する。
先週は15日の函館3Rでサンマルブーケの手綱を執り、鮮やかな逃げ切り勝ち。当地で自身初勝利を飾り、今年4勝目を挙げた。「ゲートも二の脚もとにかく速かったですね。ダート1000メートルは合っていました。直線では物見をしていましたし、それだけ余裕があって走っていると思いますし、昇級しても楽しみですね」と振り返った。この勢いで2週連続Vを狙う。
土曜5Rはリュウノタブークと2戦連続のコンビ。前走は後方でじっくりと構え、最後の直線では大外から目立つ伸び脚。メンバー最速タイとなる上がり3ハロン33秒3の末脚を繰り出し、5着と掲示板を確保した。「いい脚は使っていましたが最後はもたれる感じでした。まっすぐ走ればもっと走れますし、休み明けを1度使った上積みがあります。マイルも問題ないと思います」と流れ次第で面白い存在だ。
土曜12Rは自厩舎のアイファーバトルに騎乗する。後方で末脚を温存するスタイルで安定感がある。「前走もしまいはいい脚を使っていますが、前の馬が残る展開でした。中間も状態は良さそうと聞いていますし、しまいは堅実なので相手ひとつだと思います」と気合が入る。
日曜3Rはトントンプーと初めてコンビを組む。19日の最終追い切りにまたがり感触を確認した。「しまい重点でしたが追い切りの雰囲気は良かったです。少しでも距離が短くなるのはこの馬には良さそうですね」と前走から300メートル短縮で前進を見込む。
【土曜東京】
3Rシャンゼリゼハート(牝3歳、美浦・深山雅史厩舎、父ミッキーロケット)
4Rリュウノタブーク(牝3歳、美浦・伊藤伸一厩舎、父オルフェーヴル)
6Rリリードリーマー(牝2歳、栗東・平田修厩舎、父ゴールドドリーム)
7Rブルーゴールド(牡4歳、美浦・根本康広厩舎、父アイファーソング)
12Rアイファーバトル(牡3歳、美浦・根本康広厩舎、父バトルプラン)
【日曜東京】
4Rトントンプー(牡3歳、美浦・矢嶋大樹厩舎、父アルデバラン2)
11Rボルザコフスキー(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎、父キズナ)