1位 エイシンゾーン【牝2歳、栗東・松元茂樹厩舎、7月1日中京新馬・芝1600(1着)=1分35秒3】
幸英明騎手「向こう正面で挟まれ、窮屈になったが、そのぶん脚がたまった。しまいの脚が素晴らしく、ペースは遅かったが、届いてくれました。気性がカッカしており、1回使ってどうなるかですね」
【7月21日スポーツ報知杯中京2歳S、中京・芝1600(2着)=1分35秒2】
【メモ】父のジャスタウェイは新種牡馬。先週までに4勝を挙げ、函館2歳Sでもラブミーファインが2着に入った。母エーシンブランシュ(父クロフネ)は、マイル前後のオープンクラスで走ったエーシンミズーリの半妹にあたる。初戦は2コーナー付近で両サイドから挟まれ、最後方まで下がったが、上がり3ハロンメンバー唯一の33秒台の33秒7で豪快に差し切っての勝利。スポーツ報知杯中京2歳Sは2番手から運び、アドマイヤマーズに3馬身ちぎられたが、2着に粘った。前向きな気性ゆえ、前半にためを作る競馬ができれば、持ち味の瞬発力がさらに生きそう。休養で心身の成長が待たれる。次走予定=未定
2位 ポリアンサ【牝2歳、美浦・木村哲也厩舎、7月22日福島新馬・芝1800(1着)=1分52秒5】
北村宏司騎手「自分のリズムで運んで、いいフットワークで走ってくれた。気持ちが勝っていきそうなタイプなので、今後は心身のバランスを保っていければ」
【メモ】ハービンジャー産駒。祖母は98、99年エリザベス女王杯連覇などG1・5勝のメジロドーベル。実戦では後方から押し上げていき、直線も長く脚を使って伸びて、1番人気のマジックリアリズムを3/4馬身差抑えた。まだ粗削りで器用さを欠くが、小回りをこなしての勝利にはセンスを感じさせた。馬体、走りからまだ上積みがありそうで、今後の成長が大いに楽しみ。次走予定=未定
3位 スティルネス【牝2歳、美浦・小島茂之厩舎、7月8日福島新馬・芝1200(1着)=1分11秒0】
田辺裕信騎手「スタートが速くないと聞いていたし、距離が短いと思っていたので、陣営とは1200メートルではない競馬をしようと話していた。次に向けて、前に行かずに勝てればと考えていたが、理想的なレースぶりだった」
【メモ】ゴールドヘイローの産駒でロードクエストの半妹。レースは、外め4番手から徐々に進出し、ゴールラインまでしっかりと差し脚を伸ばして2馬身半差をつけた。兄同様、確実な末脚が武器。距離もあった方が追走が楽になるイメージで、兄妹制覇かかる新潟2歳Sの走りが楽しみ。馬体が一回り大きくなればさらにいい。次走予定=新潟2歳S(8月26日、新潟・芝1600メートル)
次点 プールヴィル【牝2歳、栗東・庄野靖志厩舎、7月15日中京未勝利・芝1400(1着)=1分22秒0