◆第30回チューリップ賞・G2(3月4日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)
1~3着までにクラシック開幕戦の桜花賞(4月9日、阪神)の優先出走権が与えられるトライアルは3歳牝馬17頭によって争われた。
武豊騎手が騎乗した7番人気のモズメイメイ(栗東・音無秀孝厩舎、父リアルインパクト)が好スタートからハナを奪うと、そのまま逃げ切って、重賞初制覇を果たすとともに『桜切符』を手にした。勝ち時計は1分34秒0。
2着はゴール前で鋭く差し込んだ6番人気のコナコースト(鮫島克駿騎手)。2番人気のペリファーニア(横山武史騎手)が3着に入って、ここまでに桜花賞の優先出走権が与えられることになった。1番人気に推されたドゥーラ(戸崎圭太騎手)は15着に終わった。
武豊騎手(モズメイメイ=1着)「ぎりぎりでしたが、よく頑張ってくれました。行く馬がいれば行かせようと思ったが、(スタートが)速かったので切り替えました。こういう軽い馬場は合っている。いったんリードを取れたらいいなと思っていましたが、リードが利きましたね。(桜花賞に向け)阪神1600メートルを使って2連勝。間違いなくいいと思いますし、いいレースをしてくれると思います。(福永との思い出を聞かれ)今日は誘導馬が良かったですね。開業したら乗せて下さい」