京都競馬場で馬場走行テスト 川田将雅騎手「より安全に回っていける角度になったと思います」

新装された京都競馬場のグランドスタンドをバックに、馬場走行テストをする試走会メンバー(カメラ・高橋 由二)
新装された京都競馬場のグランドスタンドをバックに、馬場走行テストをする試走会メンバー(カメラ・高橋 由二)

 4月22日にグランドオープンする京都競馬場で3月30日、馬場走行テストが行われ、川田将雅騎手、和田竜二騎手、藤岡佑介騎手、藤岡康太騎手、古川吉洋騎手に加え、日本調教師会関西支部・馬場保全副委員長の渡辺薫彦調教師が参加した。

 同競馬場は20年11月1日を最後に開催を休止し、スタンド改装、馬場改修、厩舎改築が行われているが、コースの変更点は芝外回りの4コーナーの角度と、芝外回り1600メートルの発走地点の外側の拡幅のみ。テストも同条件で行われ、騎乗者はパドックを周回し、地下馬道をくぐり馬場入場、返し馬を経て待避所へ。入線後、検量室前に戻って下馬するまで、6頭立てで本番さながらで行われた。

 川田騎手は「4角の形状をより安全に、少しだけ内ラチのラインを修正してもらいました。ジョッキーの感覚からすれば、より安全に回っていける角度になったと思います。後は実際の競馬のスピードでどうなるか、楽しみにしています」と期待に胸を膨らませた。藤岡佑介騎手は「以前よりは回りやすくなりましたが、他の競馬場と比べると非常にトリッキーな4角で、京都らしさは存分に残っています。今から駆け引きが楽しみです」とワクワクした表情を浮かべた。

 和田竜二騎手は「スタンドが本当に立派になって迫力がありました」とファンに向けてもアピール。騎手時代、ナリタトップロードで99年の菊花賞を制した渡辺調教師は「久々に(騎乗できて)楽しかったです」と笑顔で第一声。「パドックから本馬場が短くカットされていて、人馬にストレスにならないと思います」と調教師視点で指摘した。いよいよ4月22日から、第1回京都開催が始まる。

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