JRAが購入、育成した2歳馬のトレーニングセール「2023 JRAブリーズアップセール」が4月25日、中山競馬場で開催された。オンラインビッドシステムによる購買も含むセリ方式で実施されて、上場された79頭(牡馬40頭、牝馬39頭)のうち、78頭(牡馬39頭、牝馬39頭)が売却。全70頭が売却された昨年と比べて、今年の売却率は98・7%。総売却価格(税込み)は8億2951万円で、前年比で5049万円増だった。
デクラレーションオブウォー産駒の「ピンクシャンパン2021」は、今セールトップタイで牝馬では最高落札額となる2700万円で佐上峻作氏が競り落とした。祖母に07年のNHKマイルCを制したピンクカメオがいる血統で、預託先の上原佑紀調教師は「母系はピンクカメオの血統ですし、デクラレーションオブウォーは日本の芝に合っている。素軽くて、芝の短いところと思います」と、早期デビューを期待していた。