6月11日の東京5R・2歳新馬戦(芝1800メートル=9頭立て)は、ダノンエアズロック(牡、美浦・堀宣行厩舎、父モーリス)が、直線で早めに抜け出すと、後続を寄せ付けず快勝。東京新聞杯など重賞3勝のプリモシーンを半姉に持つ良血馬が1番人気にきっちり応えた。勝ち時計は1分48秒1(稍重)。
抜群のスタートから行きたい馬を行かせて2番手で折り合いもスムーズ。直線は馬なりのまま前に並びかけ、ゴーサインが出されると力強いフットワークで抜け出し、ゴールまで真っ直ぐ駆け抜け1馬身1/4差をつける完勝だった。
今開催に行われた東京新馬戦5鞍全てで勝利を飾ったダミアン・レーン騎手は「ゲートがとても良く、いいスタートが切れた。前めのポジションでリズム良く運べて、直線でプレッシャーがかかってからも問題なく、しまいもしっかり脚を使ってくれた。いい経験になったと思います」とレースぶりをたたえた。
母モシーンは豪G1で4勝を挙げた名牝。22年のセレクトセールで最高額となる4億5000万円で落札された素質馬が、大舞台へ順調な船出を見せた。
▼2023年の東京新馬戦
6/ 3 東京・芝1600 シュトラウス(1人気)レーン
6/ 4 東京・芝1600 ボンドガール(2人気)レーン
6/ 4 東京・芝1400 バスターコール(1人気)レーン
6/10 東京・芝1600 ゴンバデカーブース(2人気)レーン
6/11 東京・芝1800 ダノンエアズロック(1人気)レーン