師走と言えば個人的には12月14日が討ち入りの忠臣蔵が思い浮かぶ。そこで先日、柄にもなく尾上松緑が演じる俵星玄蕃の歌舞伎鑑賞に出かけた。「おお、そば屋か!」という名場面を堪能しつつ、助太刀の泣かせる人情話は何度見ても飽きない。本懐を遂げた浪士に倣い、記者も本命を打ち続けている穴馬を諦めず狙う。
【中山11R・ターコイズステークス】決め手が光るフィアスプライドだ。「馬はいい。良馬場なら」と国枝調教師。助太刀ならぬ初コンビのルメール騎手も頼もしい。馬単(6)⇄(15)(7)(2)(5)(9)(10)(14)。