◆第40回ホープフルS・G1(12月28日、中山・芝2000メートル)
先週の想定段階では1勝馬14頭のなかで11頭が抽選クリアとなる。ショウナンラプンタ(牡2歳、栗東・高野友和厩舎、父キズナ)もその立場。新馬戦が大物感のある勝ち方で、前走の東京スポーツ杯2歳Sも期待していた。だが、出遅れてしまい、両サイドから挟まれる不利もあって後方から。上がり最速の33秒9で追い上げたが、4着までだった。
「間違いなくトップレベルの能力はある。まだ粗削りだけど、追い切り以外でもまたがって、厩舎といい方向に持っていけるようにやっています」と鮫島駿騎手がほれ込む素材。今回は中山の2000メートルで、課題も多いが「ここでも勝負にならなきゃいけない馬。僕自身もふがいないし、培ったもの全てをぶつけて結果を出したい」と鞍上から熱い気持ちを感じた。抽選を突破すれば、楽しみな存在だ。