【2024年注目馬・角田】ベラジオオペラの能力は世代ナンバーワンか!?

底を見せていないベラジオオペラ
底を見せていないベラジオオペラ

 ベラジオオペラ(牡4歳、栗東・上村洋行厩舎、父ロードカナロア)が23年クラシック世代で一番強いのではないか、と思うときがある。

 スプリングSは完全内前有利だった馬場で、外をまさに「ぶっこ抜く」というにふさわしい上がり3ハロン最速の35秒7の末脚で突き抜けた。続いた皐月賞はハイペースを前受けしての大敗で度外視可能。ダービーも4着だったが、勝ち馬とはタイム差なし。上がり3ハロンはここでも最速の33秒0で、上位3頭が4角6番手以内のなか11番手から追い込んできたのだから瞬発力は最上位だったと言える。

 試金石だった秋初戦、古馬初対戦のチャレンジCではプラス20キロの成長した馬体で、重賞でも活躍するボッケリーニに勝利。まだまだ底を見せていない。今なら世代上位のライバルたちとやっても勝ち切れるのではないだろうか。早く対戦が見たくてうずうずする。(角田 晨)

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