【阪神11R・コーラルS】レディバグがゴール前差し切り引退の花道飾る 酒井学騎手「話題をかっさらって申し訳ない」

レディバグ(左)がゴール寸前でレオノーレ(中)を外から交わす(カメラ・高橋 由二)
レディバグ(左)がゴール寸前でレオノーレ(中)を外から交わす(カメラ・高橋 由二)

 3月9日の阪神11R・コーラルS(4歳上オープン、リステッド・ダート1400メートル=16頭立て)は、レディバグ(牝6歳、栗東・北出成人厩舎、父ホッコータルマエ)が差し切り勝ち。福永祐一調教師の“デビュー戦”で、鞍上・武豊で注目を集めたレオノーレを鼻差かわし、引退の花道を飾った。勝ち時計は1分23秒8(良)。

 道中は後方を追走。「こっち(中央)のレースだと二の脚で置いていかれる」と酒井学騎手が振り返ったように、ポジション取りは想定内。4角12番手で直線を向くと、目の覚めるような末脚を繰り出した。「福永調教師と豊さんの話題をかっさらって申し訳ない」と鞍上。それでも、デビュー戦から手綱を執り主戦を務め、交流重賞でも活躍してきたパートナーの引退レース。「今日に関しては花道を飾ってあげたかった」と思い入れの強さを持ってレースに臨んでいた。レディバグは今後、繁殖入りする予定になっている。

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