◎イーグルノワールは2歳時に3連勝で交流G2を制し、暮れの全日本2歳優駿ではフォーエバーヤングに続く2着。早い時期から頭角を現すも今年2戦は〈4〉〈4〉着。人気を裏切る結果が続いているが、2走前の交流G3は1800メートルが長かった。前走の交流G2はゲートがひと息で前で運べなかったうえ、砂をかぶってもまれ弱い面が出た。いずれも明確な敗因があり、見直す余地はある。
前走後は栗東・坂路で意欲的に乗り込まれ、今週は重賞勝ち馬のカラテとの併せ馬。半馬身ほど遅れたが、51秒0の好時計をマークし、力を出し切れる態勢にある。初の古馬相手になるが、斤量55キロなら無理せず好位で運べるはず。ルメールとの新コンビも魅力で、再浮上のきっかけの勝利をつかむ。
ユティタムの前走は3頭の追い比べで、最後まで抜かせず着差以上の強さ。59キロは楽ではないが、2戦2勝のコースなら引き続き有力だ。パライバトルマリンの前走は6ハロンが忙しく、ためが利かなかった。マイルに戻れば本来の積極策で巻き返せる。