![マスカレードボール](https://hochi.news/images/2025/02/07/20250207-OHT1I51324-L.jpg)
こんばんは、坂本です。今日は東京・両国の会社に寄ってから、在宅勤務であります。
なぜ会社に行ったかというと、貸与されているパソコンを新しいものに更新するためです。今までのものよりサイズが小さく、軽量となったのはうれしいですが、タイピングの感覚に違和感を覚えてしまうのは面白いもんです。おそらく体に染みついている感覚があって、ちょっと脳みそが慣れるまでに時間がかかるのでしょう。「弘法筆を選ばず」なんて言うのはおこがましいですが、いい記事を書けるように頑張ります(苦笑い)。
そんなところでさっそく本題へいきましょう。まずは鹿戸厩舎からです。2連勝で菜の花賞を制したコムユンプリュム(牝、父ブリックスアンドモルタル、母コム)は、桜花賞トライアルのアネモネS(3月15日、中山)を本線に検討しています。現在は宮城・山元トレセンに放牧に出ています。「まだまだ子供っぽいけど、あれだけ走れているからね。伸びしろはありそう」と、さらなる成長を期待しています。
紅梅Sで4着だったソーダーンライト(牝、父Too Darn Hot、母Leafhopper)は、2月15日の東京・1勝クラス(芝1400M)に向かいます。「いい競馬をしてくれたけど、もうちょっとね」と、ワンパンチ欲しい感じです。若竹賞で5着だったニシノイストワール(牡、父キズナ、母ドリームアンドホープ)は、3月1日の水仙賞(中山、芝2200M)を目指します。在厩で進めていくそうで、「この前は落ち着いて走れていた」と、収穫はあったとのことです。
そして昨年7月の福島での新馬戦(5着)以来、久々の2戦目となるマックスキュー(牡、父サートゥルナーリア、母イストワールファム)は、2月16日の東京・未勝利戦(芝1800M)に武豊騎手で予定しています。前走後に骨折が見つかり、じっくりと成長を促してきました。鹿戸師は「いいものはある。ちょっと興奮するタイプなので、落ち着いて走ってくれれば。ずいぶん稽古もやってきて、能力はある馬と思っています」と期待をにじませていました。
また先週のセントポーリア賞で9着に終わったサトノラポール(牡、父サートゥルナーリア、母サトノユリア)は、放牧で一息入れます。指揮官は「いい競馬はできたけど、ヨーイドンになると分が悪いのかな」と振り返っていました。また1月25日の中山・1勝クラスで6着だったヒットミー(牝、父シニスターミニスター、母スリーアロー)は、脚元に疲れが出たので立て直すそうです。
次は手塚久厩舎にいきましょう。来週の重賞を見据えて楽しみな3歳馬がスタンバイしています。共同通信杯(2月16日、東京)に向かうマスカレードボール(牡、父ドゥラメンテ、母マスクオフ)は、ホープフルS11着から巻き返しを狙います。今週は新コンビの坂井騎手が美浦に駆けつけて、1週前追い切りで感触を確かめました。鞍上は「動きはすごくよかったです。乗り味のいい馬で、反応がよかったですね」と絶賛していました。やはり素材はいいのだな、と再確認させられますね。手塚久調教師も現時点では落ち着きはある方とのことで、「精神状態を加味していい調教ができました」と前走時と比べてトーンは高いですね。
そして来週のクイーンCにはレイユール(牝、父キズナ、母レイカーラ)がスタンバイ。引き続き嶋田騎手が手綱を執りますが、赤松賞2着の走りから東京コースは良さそうです。前走のフェアリーSはハイペースの流れのなか、リズム良く運べませんでした。指揮官は「力試し。メンバーは強いが、自分の力を発揮できれば」と改めてという意気込みです。距離はあっていい方という見立てのようで、オークス向きなイメージがわきます。
また先週のセントポーリア賞で6着だったベストシーン(牡、父レイデオロ、母アユサン)は、報知杯弥生賞ディープインパクト記念(3月9日、中山)を視野に入れます。前走は直線で内を突き、窮屈になる場面がもったいなかったです。手塚久師は「(適性としては)2000ぐらいまではいいかな。スムーズさを欠いて、実力を出せていない」と、こちらも巻き返しを期待します。1月6日の中山で2勝目を挙げたゴーソーファー(牝、父キズナ、母ゴーマギーゴー)は、津村騎手でフラワーC(3月22日、中山)に向かいます。こちらも距離があった方がよく、「勝つか、2着ならオークス一本で」とコメントから期待の高さが伝わってきました。
あと今週の日曜の東京9R・ゆりかもめ賞(芝2400M)に出走するリアンベーレ(牡、父キズナ、母ファタルベーレ)は、仕上がりの良さが光ります。最終追い切りは美浦・Wコースで、しまい重点で負荷をかけていました。指揮官は「動きはよかったです。しまいやってもらって順調。口向きの悪さはあるが、長距離適性はあると思う。チャンスはある」と力を込めていました。
そんなPOG取材を進めていると、最後にブラウンラチェット(牝、父キズナ、母フォエヴァーダーリング)の話題になりました。阪神JFは16着と大敗しましたが、しっかりと放牧先で立て直されているようです。「(能力は)あんなもんじゃないからね。アルテミスSを走って、間隔が(短かったのも)きつかったのかな」と語っていました。まだ正式に次走は発表されていませんが、本番での巻き返しを期待したいですね。
それでは今日のところはこのへんで。