
◆第61回金鯱賞・G2(3月16日、中京競馬場・芝2000メートル、1着馬に大阪杯の優先出走権)=3月15日、栗東トレセン
重賞初制覇を狙うディープモンスター(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ディープインパクト)は角馬場で軽く体をほぐすような形で、ソフトな最終調整を終えた。
前走のアメリカJCCは10着。兼武助手は「前回が折り合いすぎたので、今回は調整方法を変えました」と説明する。2週前の坂路では50秒9の自己ベストを出し、1週前のCWコースでもびっしり併せ馬を行うと、当週も坂路でラスト11秒9としまいを伸ばしてきた。明らかに攻め馬の負荷を強めている。
「1週前には松山騎手に乗ってもらって、ハミの取り方や頭の位置はよかった。これで力を出し切れれば」と同助手は期待。7歳での初タイトル奪取へ向け、勝負駆けの気配が漂う。