◆第80回菊花賞・G1(10月20日、京都競馬場・芝3000メートル=良)
春の2冠の勝ち馬が不在で行われたクラシック最終戦は、3歳馬18頭によって争われた。3番人気のワールドプレミア(牡、栗東・友道康夫厩舎)が直線で抜け出して優勝。G1初制覇をクラシックで飾った。
騎乗した武豊騎手(50)=栗東・フリー=は、同馬の父ディープインパクトで勝った2005年以来となる菊花賞5勝目。昭和、平成に続き、令和でもG1を制し、史上初の3元号G1制覇を成し遂げた。
2着は8番人気のサトノルークス(福永祐一騎手)、3着は1番人気のヴェロックス(川田将雅騎手)だった。
坂井瑠星騎手(メロディーレーン=5着)「道中はロスなく運ぼうと考えていました。勝負どころで手応えが怪しくなったんですが、外に出したら長く脚を使ってくれました。小さい馬(この日の馬体重340キロは菊花賞史上最低馬体重=馬体重が発表された1970年以降)ですけど、素晴らしいスタミナがあります。これからが楽しみです」