Mデムーロ、馬主の近藤利一氏を悼む 「お父さんみたいでした」

近藤利一氏(左)とM.デムーロ騎手(2018年12月16日、阪神競馬場)
近藤利一氏(左)とM.デムーロ騎手(2018年12月16日、阪神競馬場)

 「アドマイヤ」の冠名で知られる近藤利一氏が17日朝、大阪市内の病院で亡くなった。77歳だった。近藤さんは今年7月9日のセレクトセール終了後には抗がん剤治療が終了したことを報告していたが、関係者によると、その後に転移が見つかり、現在は闘病中だった。

 同オーナーは1984年に中央競馬の馬主資格を獲得。96年の平安S(アドマイヤボサツ)で重賞初制覇を果たすと、98年の朝日杯3歳S(アドマイヤコジーン、当時)でG1初制覇。翌99年の日本ダービーをアドマイヤベガで制した。07年にはドバイ・デューティフリーのアドマイヤムーンで海外G1を初制覇。現在も昨年の朝日杯FS、今年のNHKマイルCとG1・2勝を挙げるアドマイヤマーズなど多くの現役馬を所有している。

 名物オーナーの死去に関係者が追悼のコメントを寄せた。

 Mデムーロ騎手「アドマイヤマーズなど、いっぱい乗せてもらいました。悲しいです。息子のように接してくれて、何回も怒られて、お父さんみたいでした。(マーズが選ばれた)JRA賞のパーティーで食事をした時は楽しかった」

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