【札幌2歳S】連闘ヴェローチェオロ、疲れなし 大野騎手「集中した時の走りっぷりがいい」 

連闘で挑むヴェローチェオロは新コンビの大野とタッグ
連闘で挑むヴェローチェオロは新コンビの大野とタッグ

◆第55回札幌2歳S・G3(5日・芝1800メートル、札幌競馬場)

 昨年は出走2頭のゴールドシップ産駒がワンツーを決めた札幌2歳S(5日)。ゴールドシップ自身も2着に好走した舞台で存在感を示したが、今年はそれに続けと、大挙5頭がエントリー。その中でもヴェローチェオロは先週の新馬勝ちから連闘での参戦。未知の魅力にあふれる存在だ。

 センスが光る勝ち方だった。道中は今回と同じ舞台での超スローペースでもしっかり折り合い、内の5番手をキープ。直線は道悪をものともせず、最速の末脚で真っ先にゴールへ飛び込んだ。その内容に父も管理した須貝調教師は「予想以上に強かった」と驚きを隠さない。

 使った反動はなく、連闘でのG3挑戦へGOサインが出され、鞍上に決まった大野が3日朝に初コンタクト。「疲れなくいけそう。集中した時の走りっぷりがいい」と上々の感触をつかんだ。

 雨中の開催だった先週の影響もあり、札幌最終週の芝は、父の産駒向きの芝の状態か。「ゴールドシップだし、面白いんじゃないか」と色気を見せる須貝師は白毛馬ソダシと2頭出し。“厩舎ワンツー”の可能性は十分だ。(石行 佑介)

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