◆第65回有馬記念・G1(12月27日、中山競馬場・芝2500メートル、良馬場)
中央競馬の総決算、グランプリはG1馬8頭を含むフルゲート16頭で争われ、1番人気のクロノジェネシス(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父バゴ)が優勝。昨年のリスグラシューに続き、牝馬では2頭目となる同一年の宝塚記念、有馬記念のダブル制覇を達成した。騎乗していた北村友一騎手(34)は有馬記念初騎乗で勝利をつかんだ。勝ち時計は2分35秒0。
なお、一昨年の有馬記念の覇者、ブラストワンピース(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎)は心房細動のため、直線で競走を中止した。序盤は先行グループにつけたが、2周目に入ったあたりで一気に後退。最後の直線で鞍上の横山武史騎手が止めた。
レース後に獣医師の診察を受けた結果、心房細動を発症したための競走中止と判明。同馬を所有するシルクレーシングのホームページによれば、脚元には問題はなく、あす12月28日に再度、獣医師の診断を受ける予定となっている。