角田大河騎手が阪神1、2Rでデビュー日初騎乗から2連勝 1996年の福永祐一以来史上3人目 2Rは大久保友雅騎手と新人ワンツー

阪神1Rで初騎乗初勝利を決めた角田大河騎手(中)(左は父の角田晃一調教師)
阪神1Rで初騎乗初勝利を決めた角田大河騎手(中)(左は父の角田晃一調教師)

 JRAの2022年の新人ジョッキーが3月5日にデビュー。阪神競馬場で騎乗した角田大河騎手=栗東・石橋守厩舎=が1Rの3歳未勝利(ダート1800メートル)をメイショウソウゲツ(牝3歳、栗東・本田優厩舎、父アドマイヤムーン)で、続く2Rの3歳未勝利(ダート1200メートル)をメイショウトール(牡3歳、栗東・石橋守厩舎、父メイショウサムソン)で連勝し、鮮やかなスタートダッシュを決めた。デビュー日に2勝を挙げたのは昨年の小沢大仁騎手に続く史上5人目で、デビュー日の初騎乗からの連勝は79年の栗田伸一騎手、96年の福永祐一騎手に続く史上3人目となる。

 初勝利の後は、関係者に何度も「ありがとうございました!」と言いながら検量室前に引き揚げてきた。1R後に行われた初勝利の記念撮影には父・晃一調教師、兄の大和騎手も収まり、和やかなムードの中、簡易セレモニーが行われた。

 2R後に取材に応じた角田大河騎手は「(1Rは、2着と1馬身差だったが)勝ったか分からなかったです。周りの先輩方に言われて分かりました。馬主さんをはじめ、関係者のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。緊張より、やるべきことをやろうと思っていました。トレセンとは違って、競馬場にきて2頭とも気が入ってテンションが違いました。自分もあぶみが短く、返し馬が難しかったです。技術はまだまだなので、なるべくタイトに回ってこられるようにしたいです」と気を引き締めていた。

 また、2Rでは同じく、この日デビューで初騎乗だった大久保友雅騎手=栗東・池添学厩舎=がタガノシリフケ(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父ディスクリートキャット)で2着に逃げ粘り、新人騎手によるワンツー決着となった。

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