凱旋門賞・仏G1(10月2日、パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)に出走を予定するステイフーリッシュ(牡7歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ステイゴールド)とディープボンド(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎、父キズナ)が9月22日、フランスのエーグル調教場の芝周回コースで追い切りを行った。
この2頭に、ステイフーリッシュとともに現地に帯同しているエントシャイデン(牡7歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ディープインパクト)を加えた約7ハロンの3頭併せで実戦さながらにハードに鍛えられた。
ステイフーリッシュに騎乗した西村淳也騎手=栗東・フリー=は「最初は先頭を走っていました。コーナリングも問題なく、良い負荷をかけることができました。最後は抜かれましたが、順調に来ていると思います」と好感触だった。
一方、ディープボンドには、フランスのトップジョッキー、ミカエル・バルザローナ騎手が騎乗。「動きが良く、注文をつけるところはありません。コンディションも良さそうです」と仕上がりのよさを強調すると、動きを見届けた大久保龍志調教師も「(昨年の凱旋門賞に続く)2度目の遠征でもあり、日に日にこちらの環境にフィットしてきているようで、日本にいるときより良く見えます。矢作芳人厩舎の協力もいただき、理想的な3頭の真ん中に入れる調教ができ、1週前追い切りとしては申し分ない動きでした」と及第点を与えた。