エリザベス女王杯・G1(11月13日、阪神競馬場・芝2200メートル)で復活を狙うデアリングタクト(牝5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)が10月27日、滋賀県・栗東トレーニングセンターの坂路で短期放牧からの帰厩後では初となる追い切りを消化。キビキビとした動きで53秒9―12秒6をマークした。
杉山晴調教師は「いいですね。前走(オールカマー)時の1本目より、かなり軽くなった。思い描いた通り、使って良くなっているのかなと思います」と納得の表情を浮かべた。同馬は昨春に右前肢のけいじん帯炎を発症し、今春に復帰したものの3戦未勝利。牝馬同士の一戦となる今回、史上初となる無敗の牝馬三冠馬が完全復活となる勝利を目指す。