林家木りん 天皇賞は「テン」「展」「天」を味方に「ジャックドール」!3週連続的中だ

ポーズをとる林家木りん(カメラ・岩田 大補)
ポーズをとる林家木りん(カメラ・岩田 大補)

 木りんです、3週連続的中目指します! 今秋G1予想をスポーツ報知で展開する落語家の林家木りん(33)は、先週の菊花賞を◎アスクビクターモアで単勝的中。秋華賞の3連複から2週連続的中といよいよ波に乗ってきた。G1馬5頭が顔をそろえ、上位きっ抗となった天皇賞・秋(30日、東京)は、自信の◎ジャックドール。3つの「天」を味方につけ、長い直線を先頭で駆け抜ける姿が目に浮かぶ。

 落語家の林家木りんです。菊花賞では◎アスクビクターモアの単勝をゲットして、2連勝。やはり競馬の醍醐(だいご)味は単勝ですね。当日は島根県出雲市で「特撰! 東西落語競演会」に私の師匠・林家木久扇、桂文枝師匠、林家たい平師匠と出演。帰りの米子空港へと向かう車の中でスマホ観戦しておりました。

 レース直前に山道のトンネルに入って電波が途切れるアクシデントもありましたが、壮絶な鼻差の争いを制しました。師匠の木久扇には「すごいね、2週連続で新聞の1面に載った噺家(はなしか)はいないよ」とも言われていましたし、的中を報告したら同乗していた車中で喜んでくれました。知り合いの方から僕の新聞を読んで「馬券が当たった」というメールも届きました。何より師匠と同じ「キク」の入ったレースを当てることができてホッとしています。

 さて、天皇賞・秋です。名前の通りやはり「天(テン、展開、天気)」が気になります。秋華賞のスターズオンアースを見て、テン(最初)の大事さを再認識。天皇賞だけに展開も縦(盾)に長いレースを期待します。天気も晴れてほしいです。

 天まで伸びると言えば、童話「ジャックと豆の木」を思い出します。ジャックが雲の上まで伸びた豆の木を登って、金の卵を取ってくる…。ということで、本命はジャックドールです。馬名の「ドール」は黄金の意ということもあり、勝ち馬にぴったりです。

 これまで逃げて勝っていましたが、札幌記念では番手で、パンサラッサと競り合って強い競馬で勝ちました。今回も黒帽のパンサラッサと2頭で前を引っ張って、“ブラックジャック”が流れを作りそうですね(笑い)。何より東京の2000メートルでは3戦2勝。8戦6勝という藤岡佑騎手とのコンビも心強いです。

 府中の馬場はやや差し傾向が見られていましたが、今週からBコースになります。先行有利の馬場にもなり、勝つ姿が目に浮かびます。3週連続的中を確信しています。馬券はジャックドールの単勝(9)と、3連複軸1頭ながし(9)―(7)(3)(8)(10)(6)(1)(14)で。

 《1》秋華賞で本命に推したスターズオンアースはゲートを出た後に両隣の馬がバランスを崩して前をふさぐ形になり、後手に回る形に。上がり3ハロン最速の33秒5の脚を使って、馬群の間を割ってきたが、半馬身+鼻差の3着に終わった。ジャックドールはここまで11戦。頭数にかかわらず全て4番手以内と“テン”の速さは安定している。

 《2》ハナのパンサラッサ、番手のジャックドールの隊列を予想。2頭が軽快に飛ばして15頭が集団とならず縦長にばらける展開を期待。淡々とペースを刻んで、そのまま押し切るのが理想。後押しとなるのが今週から芝コースがAからBに変更されること。先週から3メートル外に内柵を設置し、芝の荒れた部分をカバーするため最内も比較的良好な芝状態に。最後の直線で内でも伸びることが予想され、走りやすいコースを選べる先行馬にとっては有利となる。

 《3》レース当日の東京競馬場(東京都府中市)の予報は晴れ時々曇りで降水確率は10%。土曜も晴れ時々曇りで、良馬場の見込み。ジャックドールは全7勝がすべて良馬場。今春に金鯱賞(中京芝2000メートル)でレコードタイムを記録するなどスピード能力が高いだけに、良馬場はプラス材料。

 ◆林家 木りん(はやしや・きりん)本名・佐藤嘉由生(さとう・よしゆき)1989年2月10日、東京都生まれの33歳。父は大相撲の元大関・清国(7代目伊勢ケ浜親方)。2009年に林家木久扇に入門し、落語界一の長身192センチから、背の高いキリンと中国で縁起がいいとされる麒麟にちなみ「木りん」と名づけられる。来年9月、真打ちに昇進予定。12月4日、東京証券会館で落語会を開く。

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