世界的名手のランフランコ・デットーリ騎手(52)=が来年限りで引退する意向を表明した。英紙レーシング・ポストの電子版などが12月17日、報じた。
来年にサンタアニタパーク競馬場で開催予定の第40回ブリーダーズC(11月3、4日)が最後になるという。「事実と向き合ってきたし、52歳に近づき始め、どこまで自分は行きたいのかと自問自答してきた」とコメント。さらに、「(米バスケットボールのNBAのスーパースター)マイケル・ジョーダンも『最後のダンスを楽しもう』と言っていたけど、これが私の最後のダンスなんだ」と話している。
デットーリは凱旋門賞を6勝など欧州に限らず、世界で活躍。日本でもジャパンCを3勝している。また、英国では一日に7レースを全勝するという「マグニフィセント・セブン」も達成。日本には、ジャパンC・G1でルックトゥワイス、チャンピオンズCでオメガパフュームに騎乗した2019年秋が最後の来日となっている。