◆第30回チューリップ賞・G2(3月4日、阪神・芝1600メートル、桜花賞トライアル)
無傷2連勝中のルミノメテオール(牝3歳、美浦・金成貴史厩舎、父エピファネイア)は、坂路の1週前追い切りの動きが軽快だった。デビュー時から調教の動きは目立っていたが、古馬のオープン馬相手に8馬身近く追走しながら、鞍上に促されると一気に加速し、1馬身先着。反応の鋭さは秀逸だった。その日の午後、投票所で池上助手に話を聞くと「いい動きでしたね。前走も状態は良かったけど、引き続き在厩で調整して順調にきていますよ」と期待通りの回答が返ってきた。
デビューから2戦は1400メートルを使われて連勝。初のマイル対応が鍵となるが、同助手は「気のいい馬で折り合いもつくタイプだから、マイルに距離が伸びても対応できると思う。極端なハイペースにならなければ」と歯切れ良く、美浦の刺客が桜の切符を手にしてくれると信じている。(松井 中央)