第25回黒船賞・Jpn3(ダート1400メートル)が、3月14日に高知競馬場で行われる。注目のダートグレード競走を前に、競馬リポーターの大恵陽子さん、タレントの津田麻莉奈さん、稲富菜穂さんらが9日、大阪市北区の報知新聞大阪本社を訪れ、PRを行った。
今年の黒船賞は、地方馬として初めて同レースの連覇がかかる昨年のNAR年度代表馬イグナイター対JRA勢の図式。そのイグナイターは、前哨戦の黒潮スプリンターズカップは楽々と9馬身差をつけてコースレコードに迫る好時計で完勝。地方の王者としてJRA勢に立ち向かう。
JRA勢の大将格は昨年、重賞3勝を挙げてチャンピオンズCなど、G1でも健闘したシャマル。昨年の2着馬で武豊騎手騎乗のヘリオス、2019年Vのサクセスエナジー、20年の覇者のラプタス、オープン特別を連勝中のケイアイドリーの精鋭5頭が顔をそろえた。前哨戦のだるま夕日賞を制した地元・高知のガルボマンボなど、12頭で熱い戦いが繰り広げられる。
その黒船賞の推し馬は、3人そろってイグナイター。大恵さんが「ダートグレード競走に照準を絞って戦ってきて、かなり力をつけてきました」と言えば、稲富さんは「やっぱりNARグランプリの年度代表馬。兵庫の魂を高知にぶつけてほしいです」。津田さんも「リピーターが多いことからイグナイター」と意見が一致した。
気になるJRA勢は、大恵さんが「末脚の切れ味が魅力」のケイアイドリー。稲富さんが「黒船賞を勝っていて、最近は逃げなくても競馬できます」というラプタス。津田さんは「5年連続で挑戦。大崩れがなくて強いですね」と評価するサクセスエナジーの復活に期待した。
昨年の黒船賞は高知競馬で1レースとしては売上レコードとなる7億8006万2600円。1日あたりの売り上げも過去最高の20億593万1000円だった。メンバー充実の今年は、売り上げ記録の更新が期待される。