JRAの厩務員、調教助手らストライキ 18、19日は調教師、組合非加入者、補充員を動員し通常通り開催

中山競馬場
中山競馬場

 24年ぶりにストライキによる中止の可能性があった18、19日の競馬(中山、阪神、中京)は通常通り、行われることが決まった。

 JRAの厩務員、調教助手らが加盟する主要4労組(関東労、全馬労、関西労、美駒労)と日本調教師会は16、17日に都内で行われた団体交渉で、調教師会の新賃金体系については必要に応じて改善し、それに伴う話し合いを続けたいという回答に対し、全馬労は妥結。他3労組が決裂という結果になった。

 それを踏まえて調教師会とJRAで調整を行った末に今週の開催が決定。都内のJRA本部で説明会を行った佐野健吉競走担当理事は「調教師みなさんで協力して競馬をやろうという意思は非常に強いので(通常通り)できるのではないかと思っております」と説明した。

 18、19日については調教師、組合非加入者のほか、制度導入後初めて補充員(定年退職、途中退職した経験者)約20人も動員。開催業務(パドックで馬をひくなど)を行い、JRA職員も装鞍などの補助的な手伝いは可能だという認識を示した。栗東のある調教師は「楽しみにしているファンの方々がいるので、開催が決まってホッとしています。できるだけ穏便な形で解決に向かっていってほしいです」と話した。

 今週の開催が決まったことで来週以降も通常通り行われる可能性は高まった。ただ、まだ3労組のストライキは解除されておらず、今後も継続して話し合いが行われることになる。

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