【中京記念】再度の激走あるぞ!メイショウシンタケ、時計は地味でも動きは高評価

体調の良さをアピールしたメイショウシンタケ
体調の良さをアピールしたメイショウシンタケ

◆中京記念追い切り(19日・栗東トレセン)

 メイショウシンタケは、サマーマイルシリーズ初戦の米子Sを快勝。13頭立ての10番人気だったとは思えない鮮やかな差し切りだった。気分屋な面があり成績が安定しないタイプだが、ここ3戦で2勝。前走は走破時計も優秀で、今回が重賞初挑戦でも軽視はできないとみている。

 この日の最終追い切りは栗東・CWコースを単走馬なりで気持ち良く走らせることがテーマ。全体時計(6ハロン87秒2)は地味でも、高く評価できる内容だった。道中のリラックスした走りから直線に入るとフォームがダイナミックになり、ラスト1ハロンは11秒3。適度な前向きさと、体調の良さが伝わってきた。

 千田調教師は「いつ走るか分からない馬」と前置きしながらも、「自己主張するようになってきた。我が出てきたのがいいのかな」と分析。短期放牧を挟んで精神的にフレッシュな状態で臨めるのもプラスになるだろう。

 5歳になり、ようやくコンスタントに能力が発揮できるようになってきた印象。狭いスペースを割って伸びる勝負根性も備えており、混戦必至のハンデG3なら、再度の激走があっても何ら驚けない。(吉村 達)

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