【アイビスSD】藤田菜七子チェアリングソングと4年ぶり重賞制覇だ

久々に重賞挑戦の菜七子はチェアリングソングと3年ぶりのコンビ
久々に重賞挑戦の菜七子はチェアリングソングと3年ぶりのコンビ

 ◆第23回アイビスサマーダッシュ・G3(7月30日、新潟・直線芝1000メートル)追い切り

 第71回クイーンS・G3(30日、札幌)で重賞に初挑戦する古川奈穂騎手と、第23回アイビスSD・G3(同、新潟)で直接対決する藤田菜七子、今村聖奈の両騎手が26日、それぞれ騎乗馬の最終追い切りに騎乗した。

 今年も先輩の意地を見せる。藤田の重賞騎乗は昨年のアイビスSD以来、ちょうど1年ぶり。パートナーは約3年ぶりのコンビとなるチェアリングソングだ。美浦・Wコースの最終追い切りは余力十分に5ハロン67秒9―13秒1。「久々に乗って古馬になって力をつけているんだろうなと。いい枠を引ければチャンスはあると思います」と前を向いた。

 史上初のJRA女性騎手重賞競演となった1年前は5着で、15着の今村に大きく先着した。自身1年ぶりの重賞も再び後輩との対決だが、菜七子は謙虚に自身の現状と向き合う。「重賞に乗せていただく機会を与えてもらってありがたいですし、いい結果を出したい」。新潟は自身最多の68勝を誇る得意コース。感謝を胸に、19年カペラS以来の重賞2勝目を狙う。

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