◆スプリンターズS追い切り(9月27日、栗東トレセン)
全身を使った走りで力強く加速した。ママコチャは栗東・坂路でアステロイドベルト(6歳3勝クラス)を1馬身半追走。川田がラスト1ハロン手前から軽く促すと、素早い反応で“ギア”を上げる。ビッシリと追われる僚馬を楽々とかわし、最後は2馬身差をつけた。
全体時計52秒5も優秀だが、ラスト1ハロン11秒6はこの日の坂路最速。今までの自己最速も0秒3上回った。「まずまずいい動きでした。反応もよかったです。少し太いので、しまいにスッと伸ばす感じでやってもらいました」。池江調教師は満足そうに振り返った。
マイルG1・3勝のソダシの全妹ながら、スプリント戦でのG1初挑戦。前走の北九州記念2着で適性は示している。「スピードとパワーを兼ね備えている感じ」とトレーナー。偉大な姉へと近づく一歩を刻みたい。