◆スプリンターズS・G1(10月1日、中山競馬場・芝1200メートル)追い切り=9月27日、栗東トレセン
前哨戦のキーンランドCを完勝したナムラクレア(牝4歳、栗東・長谷川浩大厩舎、父ミッキーアイル)は、栗東・坂路を単走。軽やかな脚さばきで駆け上がり、楽な手応えのままラスト1ハロンは11秒7をマークした。全体も53秒4でまとめ、自ら騎乗した長谷川調教師は「非常に良かったと思います。緩急もつきましたし、芯が入った走りをしてくれたので、これならいい状態で向かえると思います」と手応え十分だった。
昨年は5着、今年の高松宮記念では2着と一線級の実力を示しているが、G1タイトルにはあと少しで届いていない。指揮官は「フルゲートでレースが行われますし、その中で運も必要ですけども、彼女がしっかり力を出し切れるレースさえしてくれればと思います」と声に力を込めた。