東京11R・アルゼンチン共和国杯・G2・馬トク激走馬=ヒートオンビート
今年の5月に同じ東京の芝2500メートルの目黒記念で重賞初制覇を飾ったキングカメハメハ産駒。重賞のステージで差のない競馬が続いていただけに、この条件がぴったり合ったことが勝因だろう。
秋初戦の京都大賞典は中団から直線の反応がもうひとつで、直線半ばでは前に割り込まれ手綱を引くシーンもあっての9着。向こう正面、坂の下りで加速できなかったのはノメる感じの重馬場が合わなかったのが敗因だろう。
1週前はウッドチップ3頭併せで長め、直前は坂路を終始、余力たっぷりの手応えで55秒8―12秒6で追われる友道厩舎流の仕上げを施され、態勢は整った。師も「上積みはある」と一変を期待。脚長で推進力ある体型を生かした差し込みで重賞2勝目を狙う。良馬場歓迎、59キロも我慢できる範囲だ。