◆第58回デイリー杯2歳S・G2(11月11日、京都・芝1600メートル、稍重)
2歳馬によるマイル重賞は11頭で争われ、単勝1番人気で鮫島克駿騎手騎乗のジャンタルマンタル(牡2歳、栗東・高野友和厩舎、父パレスマリス)が直線インから伸びて、後続に2馬身差をつけて勝った。前走の新馬戦から連勝で、重賞初挑戦で初勝利。鮫島駿騎手は23年アンタレスS(プロミストウォリア)以来となる重賞9勝目。高野調教師は23年富士S(ナミュール)以来となる重賞24勝目。父パレスマリスは13年ベルモントS(ダート2400メートル)など米G1を2勝し、今回が産駒のJRA重賞初勝利。勝ち時計は1分34秒5。
2着に8番人気のエンヤラヴフェイス(幸英明騎手)、3着に10番人気のナムラフッカー(松山弘平騎手)が入った。3番人気カンティアーモ(トム・マーカンド騎手)は6着、2番人気ダノンキラウェア(川田将雅騎手)は9着だった。
トム・マーカンド騎手(カンティアーモ=6着)「前走のVTRを見た印象ではガンガン行くのかな、という感じでした。今回もそうなるのかなと思っていましたが、いい感じでスタートしてくれて、前に壁ができてからはリラックスしてくれました。ただ、前に壁がある状況で『さあ行こう』となったことがなかったので、ちょっと戸惑ってしまいました。それでも最後、脚は使ってくれて、レース後の息も良かったです。馬にとってはいい経験になりました」