新年恒例の「25年馬トク報知3歳馬番付」を公開! POG担当の美浦・坂本達洋記者、栗東・ヤマタケ(山本武志)記者が春のクラシック戦線を見据え、まだ目立った活躍をしていない素質馬まで徹底分析。牝馬は2歳女王のアルマヴェローチェへの対抗勢力を注目馬に挙げた。
ヤ「今年の牝馬は全体的に距離が延びて良さそうな馬が多いんだよなぁ。2歳女王のアルマヴェローチェも上村調教師が前走時に『マイルの距離がどうかと思っていたのに勝ってくれた』と話すように長距離志向。阪神JFで2着のビップデイジー、3着のテリオスララも同じイメージ」
坂「確かに。私の牝馬注目馬の宮田厩舎のエンジェルマーク(父エピファネイア)も、そういうタイプ。今月の若駒S(25日、中京)から始動しますが、宮田調教師が『何とかオークス路線に乗せられるように』と素質を買っていますよ」
ヤ「こちらは友道厩舎のカムニャック(父ブラックタイド)。前走のアルテミスS(6着)は新馬勝ちの出来になかったことをトレーナーが指摘。決して距離でも、力の壁でもない。次戦のエルフィンS(2月8日、京都)が楽しみ。今年の友道厩舎は牝馬クラシック戦線を沸かせます」
坂「開業2年目で新進気鋭の森一厩舎のエンブロイダリーは、3代母にビワハイジを持つ良血馬で素質は高そう。無傷2連勝で葉牡丹賞を2歳コースレコードで制した牡馬のヴィンセンシオともども『楽しみ』と森一調教師のトーンが高いですね」
ヤ「同じく2年目を迎えた福永厩舎のマイエレメントはデビュー前から一貫して福永調教師の評価が高い馬。本来は番付も重賞勝ちのランフォーヴァウ(父ロードカナロア)を入れるべきでしょうが、こちらを入れてもらいました」
坂「先輩はお世話になっている厩舎推しですね」
ヤ「お互い様や(苦笑い)」