11月19日の東京11R・霜月S(3歳上オープン、ダート1400メートル=16頭立て)は、5番人気のアルファマム(牝4歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父マジェスティックウォリアー)が、4角12番手から豪快に追い込んでオープン2勝目を挙げた。勝ち時計は1分22秒7(良)。
五分のスタートを切ったが、無理に位置を主張せずに後方でじっくりと脚をためた。前半600メートル通過34秒4というよどみない流れのなか、4角12番手から直線を向くとエンジン全開。みるみる加速して前との差を詰めて、最後は同じく追い込んできたレッドヴェイロン(吉田豊騎手)との競り合いを頭差で制した。
菅原明良騎手は「返し馬から今日は気合が乗っていてよかったですね。直線を向いた時に、そんなに前が遠くなかったので、今日は差し切れそうと思いました」と、してやったりの笑顔だった。
佐々木調教師は「今日は(位置取りが)はまってたから絶対に伸びると思った。前回は体に余裕があったのかもしれない。久しぶりにスカッとした」と声を弾ませて喜んだ。次走は年明けの根岸S(1月28日、東京)を目指していく方向だ。