秋の5回東京開催も最終週を迎えたが、まだまだ楽しみな新馬は多い。11月25日の新馬戦(東京・芝1600メートル)で初陣を迎えるコンテネレッツア(牝2歳、美浦・宮田敬介厩舎、父エピファネイア)は4代母にダイナカール、3代母にエアグルーヴと筋の通った母系が魅力の良血馬だ。
今年8月にゲート試験に合格した後、ひと頓挫あって4回東京開催でのデビューは見送ったが、10月末に帰厩してからは焦らずにじっくりと乗り込まれてきた。宮田調教師は「少し脚元の懸念もあって、ずっと坂路中心でやってきましたが、すでにWコースでもやれています。フットワーク、乗り味は良くて、距離を延ばしていきたいイメージのある馬。牧場からずっと評判のいい馬で、期待は本当に高いです」と素質を評価している。
全姉スカイグルーヴは主に芝のマイル以下でオープンまで出世して、昨年の京王杯スプリングC2着など重賞戦線でも活躍している。ドレフォン産駒の半兄デシエルトは芝とダートでリステッドV。兄姉の活躍が目立ち、この馬も将来性十分の一頭としてイチ押ししたい。(坂本 達洋)