18、20年のJRA年度代表馬に輝いたアーモンドアイの初子という超良血馬で、1月18日の中山5R・3歳未勝利戦(芝2000メートル=18頭立て)でデビュー3戦目の初勝利を目指したアロンズロッド(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎、父エピファネイア)は、直線での追い上げ及ばず3着に終わった。
前半はスムーズに流れに乗り、道中は先行集団の後ろから運んだ。直線の入り口では外へ持ち出して、じりじりと脚を使って懸命に追い上げたが、勝ったシェーンシュティアから0秒5差離されての入線だった。
新馬戦からコンビを組み続けているルメール騎手は「悪くなかったけど、エンジンがかかるのに時間がかかる。(時計の)速い馬場で、直線も短いので(最後は)じわじわ進んでいた。それ以外は気になるところはなかった。東京の2400か2000、直線の長いところの方がいい。(現状では)切れ味がないからね」と、渋い表情だった。
国枝調教師は「(最後は)もうちょっと来てほしかったな。(前走から馬体重12キロ増は)実が詰まってのプラス。もう少しサッと反応してほしい」と、歯がゆい表情で振り返った。