第78回皐月賞・G1(4月15日、芝2000メートル)に出走するスクリーンヒーロー産駒のジェネラーレウーノ(牡3歳、栗東・矢野英一厩舎)が11日、美浦トレセンで最終追い切りを行った。
田辺裕信騎手を背に、ウッドチップコースで3頭併せの真ん中を追走。直線でステッキがビッシリ入ると勢い良く伸び、2頭に大きく先着した。田辺騎手は「競馬でも調教でもフワッとして、難しいというか不思議な馬なんですが、今日は割と素直に走り切ってくれました。何かするんじゃないかと思っていたが、淡々とこなして、それは良かったと思います」と合格点を与えた。
本番と同じ中山・芝2000メートル戦で葉牡丹賞、京成杯・G3と2連勝中。集中力を欠く面を見せながらも未勝利から3連勝を決めている。田辺騎手は「少し集中力がなく、気が散る面があって、能力がどのくらいあるのかつかめない。そのへんの潜在能力が楽しみですね。賞金を稼いでようやくG1に出られるようになったので、これからは真面目に走ってほしい」と期待した。