
◆宝塚記念追い切り(6月20日・栗東トレセン)
パフォーマプロミスは栗東・CWコースを単走。落ち着いた走りで進み、直線は余力十分に鋭く伸びてラスト1ハロン12秒0(6ハロン86秒1)。「ある程度仕上がっているので、今日はリラックスさせて大きな動きをさせようという内容。動きは悪くなかった」と藤原英調教師は手応えをにじませた。
3歳9月の初出走から3連勝した素質馬だが、体質の弱さから使い込めずに出世が遅れた。ただ、6歳でわずか13戦というキャリアが示すように、慎重に成長を促してきたことがようやく結実。ここ2走のG2で《1》〈3〉着の勢いを背に、頂上決戦までたどり着いた。
「体質が強くなり、攻めも強化できてきた。初めての58キロでG1というのがどうかだけど、休み明けを叩いた上積みもある。今の状態ならいいパフォーマンスをしてくれると思う」。厳しい条件をはね返せるだけの期待感が、藤原英師の表情に満ちていた。