有馬記念(12月22日、中山・芝2500メートル)で引退することが決まっている2017年のジャパンC・G1の勝ち馬シュヴァルグラン(牡7歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が引退後に、北海道沙流郡日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りすることが決まった。同馬を管理する友道康夫調教師(56)が11月28日に発表した。
シュヴァルグランは、「大魔神」こと佐々木主浩オーナーの所有馬として注目を集め、16年3月の阪神大賞典で重賞初制覇。同年のアルゼンチン共和国杯で重賞2勝目を挙げた後、翌年のジャパンCではボウマンとのコンビでG1初制覇を飾った。今年は海外を転戦し、国内復帰戦となった前走のジャパンCは9着だった。
友道康夫調教師「けがをすることもなく、丈夫な馬で、海外遠征でも頑張ってくれました。その丈夫さが子供たちにも遺伝して、活躍馬をたくさん出すことを期待しています。ラストランとなる有馬記念でもいい走りをお見せしたいと思います」