【菊花賞】アリストテレス首差2着 ルメール「この馬のフルパワーを使えた。負けたけどうれしい。コントレイルは強い」

アリストテレス(右)はコントレイル(中)を首差まで追い詰めた
アリストテレス(右)はコントレイル(中)を首差まで追い詰めた

 ◆第81回菊花賞・G1(10月25日、京都・芝3000メートル、良)

 3冠の最終関門は3歳牡馬18頭によって争われ、福永祐一騎手が騎乗し、圧倒的な1番人気に推されたコントレイル(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。皐月賞、日本ダービーに続いて勝利を挙げ、デビューから7連勝で、シンボリルドルフ(1984年)、父ディープインパクト(2005年)に続く、史上3頭目の無敗での3冠達成を果たした。勝ち時計は3分5秒5。2着は4番人気のアリストテレス(クリストフ・ルメール騎手)、3着は5番人気のサトノフラッグ(戸崎圭太騎手)が入った。

 3冠馬はセントライト(1941年)、シンザン(1964年)、ミスターシービー(1983年)、シンボリルドルフ、ナリタブライアン(1994年)、ディープインパクト、オルフェーヴル(2011年)に続く8頭目。先週の秋華賞では、デアリングタクト(牝3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が6頭目の牝馬3冠を史上初の無敗で達成しており、同一年で牡馬、牝馬で3冠が達成されるのは初めて。

 クリストフ・ルメール騎手(アリストテレス=2着)「とてもうれしい。すごくいい競馬。スタートしてからいいポジションが取れて、コントレイルの外でずっといいリズムでマークできた。直線は2頭でのファイトになり、ラスト150メートルはこの馬のフルパワーを使えた。負けたけどうれしい。コントレイルは強い。おめでとう」

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