山下の土曜注目馬【中京11R・ケフェウスS】

 【中京11R・ケフェウスステークス】ハンデ戦だが、力量差がある組み合わせとなった。ここは56キロのマキシを中心視する。前走の六社Sは東京への長距離輸送でマイナス12キロと、厳しい状況下のレースとなったが、直線で抜け出すと2着馬の追撃を振り切った。あまり速い上がりを使えなかった馬が、ここ2戦はともに33秒台の末脚を使えたように、本格化してきたとみていいだろう。

 4か月のリフレッシュ明けとなる今回は、1週前の4日に栗東・CWコースでしっかりと追われて併走馬に大きく先着した。直前は坂路で単走だったが、躍動感にあふれた走りが印象的で、十分に仕上がったと判断した。2000メートルではまだ勝ち星はないものの、力をつけた今なら問題ないだろう。母ラキシスは14年のエリザベス女王杯を勝った。その母に近づくためにも、ここで賞金加算をして次のステップへ。

 ガストリックは長休明けを叩いて良化ムード。57キロでも2歳時に重賞を勝った能力は侮れない。2走前の勝ち方がいいマイネルケレリウスは55キロで、一発の可能性がある。

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