◆第65回有馬記念・G1(12月27日・芝2500メートル、中山競馬場)
別府真衣(以下、真衣)「ジャパンCは見事に私たち3人全員が的中しました。私が馬単。瞳先輩、葵ちゃんは三連単。今回もみんな当たればいいですね。本命はクロノジェネシスです。2歳のときからコンスタントに走って、今年さらにパワーアップ。何より宝塚記念の勝ちっぷりが、すごすぎました」
宮下瞳(以下、瞳)「真衣ちゃん、私も同じでクロノジェネシスなのよ。秋の天皇賞では素晴らしい脚で、最強牝馬のアーモンドアイに迫ったからね。追い切りの動きも素晴らしかったし、小回りに対応できる機動力もある。だから、ここでも宝塚記念のように、ぶっちぎりの勝利を期待してしまいます」
真衣 「もしかして葵ちゃんも一緒?」
木之前葵(以下、葵)「真衣先輩、違うんですよ…。ワタシはラッキーライラックなんです。今年、大阪杯、エリザベス女王杯で3連単を的中させてもらいました。その走りに思わず涙したアーモンドアイのジャパンCのように、美しい花道を飾ってほしいな、と思って」
瞳「今年は牝馬が大活躍したし、ラストを締めるのも牝馬とみているのは一緒だね」
葵「そうです。馬群を割る勝負根性もあり、2500メートルもこなせると思います。牝馬がトップクラスで戦い続けて、5歳の今年にG1・2勝。年齢を重ねて、ますます充実しているので、引退レースも頑張って!」
真衣「皆さん、ホープフルSはどうしました? 私は武さんのヨーホーレイク。馬場の重い前走で外を回って最後までしっかり伸びていました。良馬場ならさらに良さそうです」
葵「真衣先輩、今度は意見が一致しましたね。ワタシもヨーホーレイクです。コーナー4つの2000メートルはベストでG1でも楽しみです」
瞳「なるほど。ワタシの本命は2人と違って、ダノンザキッド。前走は余力残しの勝利で、潜在能力は確かだからね」
真衣「瞳さん、今年は年間100勝おめでとうございます。また3人で一緒に乗れたら、いいですね」
瞳「ありがとう、私も楽しみにしています」
◆宮下 瞳(みやした・ひとみ)1977年5月31日、鹿児島県鹿児島市生まれ。43歳。95年10月に名古屋でデビューし、11年8月に引退。2人の男児の出産を経て16年8月に現役復帰。今年、日本の女性騎手で初の年間100勝を達成。女性騎手で日本歴代最多の地方通算918勝。152センチ、46キロ。血液型A。
◆別府 真衣(べっぷ・まい)1987年12月8日、高知県高知市生まれ、32歳。05年10月に高知でデビュー。地方通算730勝。10か月の休業を経て、今年5月9日に復帰。所属厩舎の別府真司調教師は実父。夫は高知の宮川実騎手。愛称は「まいーご」。151センチ、41キロ。血液型O。
◆木之前 葵(きのまえ・あおい)1993年7月10日、宮崎県北諸県郡三股町生まれ。27歳。13年4月に名古屋でデビューし、地方通算428勝。149センチ、45キロ。血液型O。秋G1予想で10戦7勝。ヤングジョッキーズシリーズで現在トップの名古屋の後輩、細川智史騎手を応援。「すごく優しい子。スタートのうまさを生かして、頑張って」。
【宮下瞳 有馬記念】
◎(9)クロノジェネシス
○(13)フィエールマン
▲(10)カレンブーケドール
★(7)ラッキーライラック
△(4)ラヴズオンリーユー
△(6)キセキ
△(12)オーソリティ
【木之前葵 有馬記念】
◎(7)ラッキーライラック
○(9)クロノジェネシス
▲(13)フィエールマン
★(5)ワールドプレミア
△(4)ラヴズオンリーユー
△(10)カレンブーケドール
△(14)サラキア
【別府真衣 有馬記念】
◎(9)クロノジェネシス
○(7)ラッキーライラック
▲(10)カレンブーケドール
★(13)フィエールマン
△(5)ワールドプレミア
△(12)オーソリティ
△(14)サラキア
【宮下瞳 ホープフルS】
◎(10)ダノンザキッド
○(1)オーソクレース
▲(2)ヨーホーレイク
★(3)ランドオブリバティ
△(11)タイトルホルダー
△(12)アドマイヤザーゲ
△(13)シュヴァリエローズ
【木之前葵 ホープフルS】
◎(2)ヨーホーレイク
○(10)ダノンザキッド
▲(1)オーソクレース
★(3)ランドオブリバティ
△(9)アオイショー
△(12)アドマイヤザーゲ
△(13)シュヴァリエローズ
【別府真衣 ホープフルS】
◎(2)ヨーホーレイク
○(1)オーソクレース
▲(10)ダノンザキッド
★(11)タイトルホルダー
△(3)ランドオブリバティ
△(7)マカオンドール
△(13)シュヴァリエローズ