8月7日の函館11R・札幌日経オープン(3歳上オープン・リステッド、芝2600メートル、15頭立て)は、1番人気のディアスティマ(牡4歳、栗東・高野友和厩舎、父ディープインパクト)が、逃げ切りでオープン初勝利を挙げた。勝ち時計は2分39秒8(良馬場)。
発馬直後こそ先行争いになったが、1周目4角で先手を取って、そのまま最後の直線へ。食い下がる4番人気のカウディーリョ(大野拓弥騎手)を振り切り、1馬身の着差以上に強い勝ちっぷりだった。
初コンビの吉田隼人騎手は「力通りでした。(初めての)洋芝のためか、スタートして一歩目はもさもさしたけど、主導権を取り切ってからは楽でした。強い内容だったと思います」と評価していた。
管理する高野調教師は「きっちり勝ってくれました。思ったより進みが良くなかったのですが、洋芝が合わなかったからかもしれません。そこで勝てたのは力だと思います。天皇賞・春(6着)がいい経験になったのもあると思います。ここを目標に仕上げ、賞金を加算することができました。今後は未定ですが、好きなレースに使っていけます」と秋の重賞戦線を見据えていた。