「世界一?そう信じたほうがいい」と海外メディアもイクイノックスの強さに脱帽…凱旋門賞オッズは1位に急浮上

ドバイ・シーマクラシックを制したイクイノックス(カメラ・高橋 由二)
ドバイ・シーマクラシックを制したイクイノックス(カメラ・高橋 由二)

◆ドバイ・シーマクラシック・G1(3月25日、メイダン競馬場・芝2410メートル=10頭立て)

 日本のイクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)がクリストフ・ルメール騎手=栗東=の騎乗で見事に優勝。3馬身半差の逃げ切りでレコードVを飾り、世界に衝撃を与えたようだ。

 英国のレーシングポスト電子版では「世界一? 日本のスター、イクイノックスが驚異的なパフォーマンスでライバルを一掃したのだから、そう信じたほうがいいでしょう」と切り出して速報を伝えている。また、オーナーサイドは海外挑戦に前向きながら次走について明言していないとしつつ、「凱旋門賞でついに日本に初勝利をもたらす馬になる」可能性にまで触れている。

 この日の勝利で凱旋門賞参戦の声が高まるのは間違いない。英国ブックメーカーのウィリアムヒル社ではドバイ・シーマクラシック直後に、今年の凱旋門賞のオッズを修正。海外で初めて結果を出したイクイノックスを9倍の1番人気に設定している。15倍の2番人気タイで並ぶ昨年の英ダービー馬デザートクラウン、昨年の凱旋門賞2着馬ヴァデニ、英チャンピオンズフィリーズ&メアズS覇者のエミリーアップジョンを押しのけた異例の1番人気。競馬の母国も衝撃を受けた走りだったのは想像に難くない。

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