世界の名種牡馬(栗東)

ニエル賞を制したソットサス
ニエル賞を制したソットサス

 こんにちは、山本です。今日はコレ、相当に久しぶりなのですが、大分県の実家に戻ってのパッチパチ。恐らく、当ブログがひっそり復活していることをまだ知らないオカンが近くにいますが早速、いってみましょうか♪

 さて、先週のこと。矢作調教師に先日のツイッター上での藤田晋オーナーとのやり取りを報告させてもらいました。笑いながら聞いていたトレーナーですが、何かの話から「藤田さんは町田のことを本気で取り組んでいるんだよ」とポツリ。実は藤田オーナーは昨年末、J2のサッカーチームである町田ゼルビアの社長に就任し、チームスタッフを始め、着々と新体制を築いているという。あまり、サッカーに詳しくはないワタクシでも耳にしたことのある話題ではあります。ちなみに、矢作師はずっと、京都サンガの応援を続けているのは有名ですよね。

 で、今回のプチ帰省。知り合いとの話で、また出てきたのが「町田」という単語でした。「トリニータも頑張っているんですけど、今年は町田が強くて…」。かつてはJ1にもいた大分トリニータは現在、J2で奮闘中。今年は好調なんですが、首位が町田だというんです。まぁね、先は長いんですが、こういう形で話題が重なると、何か注目したくなるもの。確か、今はJ2の上位2チームがJ1に自動昇格するはずですから、町田と大分の優勝争いなんて見たいな、と思っています。

 そろそろ本題へ。こんな前振りを書いたので、矢作厩舎のPART3にしましょうか。ちなみにPART1は「令和の銀河系」。PART2は「スタートダッシュ」です。

 さて、矢作厩舎といえば、多彩な外国産馬が注目を集めます。POG向きではないこともありますが、個人的には矢作厩舎の外国産馬の「大物」は引き当てたい、という思いが強いんです。その観点で言うと、先述の藤田晋オーナーが所有するシンエンペラー(牡、父Siyouni、母Scarlet Sister)はやはり注目しちゃうんですよね。

 ご存じかと思いますが、凱旋門賞馬ソットサスの全弟です。当ブログで触れるのは初めてだったかな。詳しくはYoutubeの馬トク動画PART2で話しているんですが、すごく覚えているのが購入直後の昨夏。北海道で話している時に、「ネットで『また矢作が…』みたいなことを書いている人間がいるみたいだけど、日本(の軽い馬場)でも走れるってことを誰よりも俺が考えているんだ」と口にしたこと。今年の春先の取材でも「日本の競馬に適合すると思って買ってきたので、クラシックを意識して使っていきたいと思っています。ヨーロッパの馬にしては機敏さがある」とのことでした。始動が早くはないでしょうが、待ちたい魅力を感じます。

 先日の更新ではコールバックの21(牡、父Frankel)について触れましたが、同じ父の産駒ではツーネサーン(牡、父Frankel、母ジェットセッティング)もいます。杉野公彦オーナーで、セレクト1歳で1億5500万円。兄に現3歳のペースセッティングがいますね。春先は少し順調さを欠いているとのことでしたが、「馬はいいです」と。こちらも長い目で見守りたいと思います。

 続いてはジーベック(牡、父Gun Runner、母ステラエージェント)ですね。馬主は広尾レーシング。お母さんは米G1で好走歴があります。「いい馬です。今のところ、あまり早くはいけないかなと思います」と冷静に分析。血統的に、このお父さんということでダートかなという見立てですが、馬体的には芝の可能性も感じているようでした。

 あとはIotapaの21(牝、父Into mischief×Iotapa。田畑利彦オーナーでキーンランドセプテンバー51万ドルがつきました。母は米G1を2勝しています。「繁殖も意識して買いましたが、競走馬としてもいいだろうと思っていました。ダートだと思いますけど、いいと思います」と分析します。あとは、こちらも世界的な種牡馬のミスガリレオアスク(牝、父Galilleo、母レッツゴードンキ)。お母さんも桜花賞馬で初子ですが、こちらは少し乗り出しが遅れているとのこと。あとはタイセイリアル(牡、父Arrogate、母ラフタ)は「ダートということでは、非常に期待しています」と口にしていました。

 最後はこの種牡馬、Willow Viewの21(牡、父Dubawiですね。こちらはタタソールズオクトーバー160万ギニー、2億円近い高値がつきました。世界トップの種牡馬と言えるドバウィですが、自身も子供もそんなによく見せるタイプではない、と矢作調教師は言うんですよね。ただ、この馬は雰囲気が違う。「いい馬です。この馬はドバウィっぽいのにいい馬、という珍しい。期待しています」とのこと。気性的にうるさい面はあるようですが、そのぶんだけ早めに動かす可能性もあるとのことでした。

 ということで、今日はここまで。また、明日です。ではでは

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