◆第68回京王杯スプリングC・G2(5月13日、東京・芝1400メートル)=5月8日、栗東トレセン
21年のスプリンターズSの勝ち馬、ピクシーナイト(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎、父モーリス)は、1週前追い切りは4日に坂路で50秒7―11秒9をマーク。併せた交流G1馬・ノットゥルノに2馬身ほど先着している。生野助手は「1週前はびっしり。しまいに11秒9といい時計が出ていますし、動き自体も良かったです」と良化の手応えを感じ取る。
香港スプリントでの骨折からの1年3か月ぶりの復帰戦だった高松宮記念は13着。久々の実戦に加えて、道悪で条件が厳しかったのも確かだ。「息遣いも良化しています。1400メートルは本質的に少し長いかもしれないですが、道中をじっとして運べれば、こなせると思います」と同助手は意気込む。3歳秋に古馬を撃破した天才スプリンター。本来の走りを取り戻せれば一変も十分だ。