6月10日の阪神5R・2歳新馬(芝1600メートル、10頭立て)は、酒井学騎手が騎乗した単勝5番人気のヒヒーン(牝2歳、栗東・須貝尚介厩舎、父ジャスタウェイ)が4コーナー2番手から楽に抜け出し、見事に初陣を飾った。勝ち時計は1分36秒6(良)。
スタートを決めると、押して2番手を取りにいった。そこでしっかりと折り合い、いい手応えのまま先頭に並びかけた。直線で追い出してからの伸びもよく、2着のナムラエイハブ(和田竜二騎手)に1馬身3/4差をつけて快勝。優等生の競馬だった。うまく流れに乗せた鞍上は「(須貝)先生からある程度前に行く指示があったので、ポジションを取りに行きました。思ったより楽にポジションを取れました。道中は前の馬を見ながらで、追い出しも我慢できました。追ってから1頭になったのでふわふわしましたが、それでも押し切ってくれました。調教でもいい評価でしたし、しっかり力を発揮して、順当に勝てたと思います」と喜んだ。
父ジャスタウェイ、母イイナヅケは、ともに脚本家・大和屋暁氏の所有馬で、須貝厩舎の管理馬だった。