7月8日の函館5R・2歳新馬(芝1200メートル、13頭立て)は、武豊騎手が手綱を執ったドナベティ(牝、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)が好位から抜け出し、今年の函館1200メートルで行われた新馬戦の1番時計(1分9秒3、良)で勝利した。
道中は好位の2番手を追走。直線もメンバー最速の上がりを駆使して逃げたサトミノキラリを力強く突き放し、1馬身差をつけてゴール。母が新馬勝ちを収めた同じ舞台で好スタートを切った。武豊騎手は「入れ込みがきついけど、スピードがあるね。能力は高そうです」と高く評価した。
管理する矢作調教師は「思っていた以上に器用だった。時計も優秀だと思う。この血統は入れ込みがきついので、オーナーと相談してだけど、連闘になるしステークス(来週の函館2歳S)は前向きには考えられないね。牧場から入厩して15日だし、ゲートも1回も練習しないで一発合格した。牧場のおかげですね」と感謝していた。