◆第28回秋華賞・G1(10月15日、京都・芝2000メートル)=10月10日、栗東トレセン
トライアルのローズSを日本レコードで圧勝したマスクトディーヴァ(牝3歳、栗東・辻野泰之厩舎、父ルーラーシップ)は7時40分に馬場入り。坂路を64秒6―15秒2で上がり、明日の最終追い切りに備えた。落ち着いていて、精神面のタフさが伝わる。黒川助手は「前走のダメージはありません。筋肉が硬くなるということもなかったです」とうなずいた。
ローズSは7番人気ながら、早めに抜け出す強い競馬だった。その前走は「良馬場の方が切れると思っていた。レコードはおまけですが、その中で脚を使えましたね」と同助手は評価した。急成長ぶりには目を見張るものがあるが、「自分でバランスを取って走れるようになったのが成長だと思う」と目を細めた。リバティアイランドとは未対戦。最後の一冠のダークホースはこの馬か。