【京都2歳S】凱旋門賞馬ソットサスの全弟シンエンペラー軽快な動き 矢作師「欧州の馬とは思えない軽さ」

坂路でいい加速を見せたシンエンペラー(左)
坂路でいい加速を見せたシンエンペラー(左)

◆第10回京都2歳S・G2(11月25日、京都競馬場・芝2000メートル)追い切り=11月22日、栗東トレセン

 デビューから無傷の2連勝を目指すシンエンペラー(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎、父シユーニ)は坂路で最終追い。軽い仕掛けにしっかりとした加速で応え、54秒9―12秒6をマークした。

 矢作調教師は「速い時計は必要なくて、まだ一つ一つを教育している段階。その中で及第点以上の動きでした」と納得の表情。全兄に2020年の凱旋門賞馬ソットサスを持つ良血馬は初戦で好位追走から上がり33秒8の脚を繰り出し、2着に3馬身差をつける圧勝だった。「欧州の馬とは思えない軽さがある。まだ子供で成長途上だが、素質は素晴らしいし、いずれは海外に打って出たいと思っている馬」とトレーナーは高い期待を口にした。

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